本年もどうぞよろしくお願いします。
年始、私は久々に風邪をひきました。激しい頭痛と喉の痛みも、一日ゴロゴロ横になって、だいぶ治ったようです。いつも失って初めて痛感する、健康の有難み、、、。
本日より通常通りの診療です。患者さんの健康のため、自分自身のため、社会のため、私は心を込めて、仕事をします。常にストイックとしか言いようのない仕事をする院長とともに、今年も歩んでいきます。
今日はこれから、今年初のオペ。気を引き締めていきます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
一時の厳しすぎる寒さもやや和らぎ、暖かな日差しが差し込む、今日の病院です。
今晩は我が家にもサンタクロースが来る予定。忙しすぎるサンタクロースですが、だいぶ前からプレゼントは用意しています。子供たちの希望の品が、その間に変化したらどうしよう、、と思いつつ、どうにか無事に今夜を迎えられそうです。
夫(院長)へのプレゼントは、、、本人が眼科の専門書(けっこういいお値段)を買っていたので、それでいいでしょう。ちなみに新刊で、今だかつてここまで緑内障(眼の病気。痛い、眼が大きくなる、充血する、等の症状)を掘り下げた本はなかったです。いい本です。夫へのプレゼントと言いつつ、私も読んでます。
私自身へのプレゼントは、、、特にないです。家族が幸せなら、それでいいです。(なんていい妻、なんていい母親。エライぞ、私。)
写真はちょっと前に患者さんから頂いた、トナカイ。キラキラしてます。
病院の素敵なインテリアは、ほぼ、患者さんと、うら若き看護士たちに支えらております。感謝です。
昔々、といってもたかだか10年くらい前のことですが、乳腺腫瘍(オッパイの癌)の肺転移で、余命いくばくもないネコちゃんを担当したことがあります。
初診の来院時、すでにレントゲンで肺に転移が認められ、手術が叶わず、内科療法(お薬や点滴)で苦しみを軽減させてあげる治療となりました。
当時のスタッフが一丸となり、緩和ケアはとてもうまくいきました。ひどく苦しむ、ということもなく、約2か月に及ぶ闘病生活の末、彼女は安らかに天国へ旅立ちました。
そのネコちゃんの飼い主さん(若いお兄さん)が、治療中、おっしゃっていたこと。
「こいつは、いいなあ。俺がこんな病気やったら、ああ仕事どうしよう、家族はどうしようって、心も病むもんなあ。ネコはそんなことは考えなくていいから、いいよなあ。」
なるほど、そんな考え方もあるのか、と当時、思いました。そのネコちゃんはそのとき、おししい魚のスープを舐めていました。幸せそうに見えました。
私の座右の銘は、「生きてるだけで丸儲け。」(ええ、パクリです。)
なかなか、そうは思えないようなつらいことも、人生では起こるのでしょう。でも基本、そう思っていたいです。
もうすぐ9月も終わりますね。
月日が経つのがとても早く、ついこの間、お正月だったのに、もう今年も終わりかあ、と思います。(ちょっと気が早いですかね。)
病院の9月は、とても手術の多い9月でした。私にとってオペ自体は苦痛ではないのですが、なんせとても精神集中してやるもので、やはり続くと疲れがきます。肩に貼るシップが手放せない今日この頃です。
病気でオペした子が元気で退院するとき、心の奥深いところから、この仕事を続けてて良かったと思います。
写真は息子たちのお気に入りの置物の、ライオンとトラ。
これがまた、ただのおもちゃなのに非常によくできてて、静脈の走り方が、実に正確。いつも眺めて、これを作った人は、血管の走行までよくみててすごいなあ、と思うのです。