もち動物病院日記

もうすぐクリスマス


もうすぐクリスマスですね。

街のあちらこちらにクリスマスツリーやら、梯子を登っているサンタクロースやらがいて、華やかです。

先日、次男からの質問。「サンタクロースは何人もいるの?」

「・・・なんで?」

「だって一人でみんなにプレゼントを配れないでしょう。」

「・・大丈夫。サンタさんは神様だから、できるの。」

次男は納得したようなしてないような顔。

この現実主義的なところは父親に似てしまったのかな。女の子にモテないぞ。

でも、実際、サンタさんは何人もいるはずです。

ちょっと早いですが、メリークリスマス!

2枚の写真は患者さんに頂いたクリスマスグッズ。しゃれたことの出来ない私たちには大助かりです。

その日、その日を大切に。

先日、2年間担当させて頂いたワンちゃんが亡くなりました。

2年前、とても珍しい病気だということが検査でわかり、優秀な2次診療施設のとある先生とともに、ここまで治療をすすめてきました。

個人の特定につながるといけないので、詳しいことは書けないのですが、正式な症例報告は国内では数件しかなく治療が確立されておらず、私も2次診療施設の先生も、言うなれば、手探りでここまでやってきました。

おそらく、一生忘れられない患者さんです。

患者さんが亡くなると、獣医も一応人間なので、悲しいです。悲しみが細かい霧のように、すっぽり身体を覆ってしまいます。

でも獣医として、プロであればあるほど、うまく切り替えて、次の診療へ立ち向かうのだと思います。

でも、今回の霧は、なかなか深いのかもしれません。

話はすこし逸れますが、動物というのはいとも簡単に、まわりの環境(家族もふくめて)を、まるごと、精一杯愛することができます。ありのままの環境を。疑う余地もなく。

どうしてそれが、人間にはこんなに難しいのだろう?と思います。

もし、今日一日、すべてのヒトがそれをできたら、世の中は間違いなく良くなるのに、と最近、思うのです。

友人、来院。

私はプライベートでは、あまり人付き合いの良い方ではありませんが、それでも何人か、友達がいます。

そのうちの一人で、とても大事な友人が、先日、病院に遊びにきてくれました。

彼女は兵庫県のとある動物病院で、副院長をしています。(出世したもんだ。)

とても忙しく、文字通り仕事に生きている彼女なので、時間を作って私に会いにきてくれて、本当にうれしかったです。

「息抜きはほとんどないけれど、獣医という仕事ができて、私はうれしい。」という純粋な言葉が、胸に響きました。

夜勤もすすんで引き受ける彼女。

頭は下がるけれど、もうお互い若くはないので、健康に気を付けていきたいところです。特に彼女は酒豪なので、お酒をほどほどに、人生楽しもうぜ。

お知らせ

まだまだ暑いですが、風が少し秋めいてきました。

お知らせがひとつ、あります。

10月より、私、鈴木の診察は月曜から土曜の午前診のみとなります。(病院には夕方5時までおります。)

院長は今まで通り、終日おります。

息子たちの就学に向けて、母親として彼らの生活リズムを整えていきたいと思ってます。

ご迷惑をおかけして、申し訳ありません。

第3の世界

先日、再び学会に参加させて頂きました。

いつもお世話になっている京都ARさん主催の、神経と内分泌に関する学会でした。

他人(他の獣医師さん)とお話したり、意見を聞いたり、質問したりすると、アタマが整理され、なんというか、、すーっとします。
誤解を恐れず書くと、とてもストレス発散になります。

ある病院の院長先生が 「仕事のストレスは、結局、仕事でしか解消できない。」 とおっしゃっていたことを記憶しておりますが、私もいま、そんな感じかもしれません。

実際に会場で参加できるのは私で、院長には病院に残って、通常通り診察してもらっています。入院の子もいるし、通院で今現在しんどい子もいるので、残ってもらうしかないのですが、私が学会から帰ったらできる限り院長にその内容を伝えるようにしています。

本当は行きたいだろうな・・・とわかるので、今は感謝の気持ちでいっぱいです。

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