もち動物病院日記

クロスケです。

6月半ばの暑いある日、家族4人でブラブラと入ったペットショップにいた子。

パグ好きを公言していた私たちは、そのかわいさに圧倒され、息子たちも「かわいい」を連発。

次男はもともと動物がなんでも好きなのですが、猫は好きだけど犬はちょっと怖いと言っていた長男も、かわいいと言って、ヨシヨシできました。

飼いたいな・・・。

だけど、即決はできません。

動物を飼うということは、その子の一生の責任を取るということ。

今の私たちに、そんな余裕があるのか? むしろ1ミリも余裕のない生活を送っている私たちに。

1か月、悩みました。

答えは出ませんでした。子供は「早くあの黒い犬が来て欲しい。」と言います。

夫(院長)がひとこと。「なんとかなるやろ。飼い方もしつけも、わかってるから。」

そうだよな。一応、私たち、獣医だもんな。

というわけで、新しい家族を紹介します。

クロ助、生後2か月半の男の子です。

うちは私たち夫婦、5歳息子ふたり、もち(ネコ9歳)、ふく(うさぎ2歳)、クロ助(犬2.5か月)となりました。

犬を飼うのはかなり久しぶりですが、かわいすぎです。(親ばかですみません)

泣いてる暇があったら勉強しろよ

蒸し暑い日が続きますね。

最近の我が家のゴハンはトウモロコシをラップで巻いてチンするだけのゆで(?)トウモロコシがブームです。いかに短時間でおいしいものを家族に出すか、これは私にとって永遠のテーマです。(おおげさ)

先日、学会(WJVF第4回大会)に出席してきました。

とても有意義な御講義、討論を経験させて頂きました。私より年上の女性の先生お二人(一人は元上司)が、現在も素晴らしく活躍されており、背筋の伸びる思いが致します。

今回は主に内科(内分泌、皮膚科、眼科)の学会に参加させて頂きました。

内分泌学でいえば、東京大学の大学病院では、このように糖尿病をコントロールしているという具体的な検査やそのタイミングを知ることができ、とても有意義でした。早く日本でも、動物専用のインスリンが認可されて欲しいものです。(現在はヒト用のインスリンを流用している。お役人さん、アタマを柔らかくしてくださいな。)

医学は文字通り、日進月歩。私たちは歩みをとめてはいけません。

研修医1年目、東京の病院で、検査ミスで院長先生を激怒させてしまった私。
検査室の隅でシクシク泣いていた私に、先輩獣医師が、ひとこと。

「泣いている暇があったら、勉強しろよ。」

当時の私にはキツイひとこと。

今の私には、この上なく、有り難いひとこと。

もうすぐ35の私は、簡単に泣けないけれど、

悩んでる暇があったら、勉強しよう。

元気な先生

梅雨に入りましたね。

最近は重症患者さんがいたり、色々心配が尽きず、少し弱っています。

そんな中、先日、とても元気な和田先生が来院されました。(和田先生のベンちゃんというわんちゃんの診察があったため。)

しつけ教室を受けられた方はご存じでしょうが、この和田先生、とにかく、いつも元気でパワフルです。

先生「そんなことないですよ~。最近は5時間睡眠やと目覚まし3つ鳴ってても起きないですよ~。ぎゃはは。」

私「・・・そうですか。でもいつもパワフルなんで、なんか吸い取られそうです。」

先生「なにを吸い取るですか~。ぎゃははは。」

さすがムツゴロウ王国を生き抜いた方は、勢いが違います。(余談ですが、私は子供の頃、ムツゴロウさんのファンでサイン会に並んだことがあります。)

私も見習って、元気にならなくては。(学会に向けて、予習もしなくては・・。)

明日は、息子たちの個人懇談、元気になれる内容であってくれ。

写真は元気な和田先生を受付にてパシャリ。

6月22(土)と29(土)、鈴木のみ休みます。

病院は平常通りです。

快く学会に行かせてくれるスタッフたち(院長と看護士さん)に感謝。

私の好きな内分泌学を深めていきます。いつかその知識と技術が、微量なホルモン物質に苦しめられている子たちの救いとなりますように。

小さいけれども確かな幸せ

昨日の朝、眠い目をこすりながら、台所で卵を割りました。

すると、、、ひとつの卵に黄身が二つ!! ラッキー!!(小市民です。)

双子ちゃんの卵なんて実は見たことがなくて、うれしくなりました。

ぽーっとしながら、次を割ると、、、なんと! 次も双子!

結局3つ割って、2つ双子でした。なんという高確率。

私の好きな作家の村上春樹さんが、昔なにかの本で、「小さいけれども確かな幸せを、小確幸(しょうかっこう)と呼ぶ」と書いておられました。

その一節を思い出し、もっと心豊かに生きたいなあと思う、明け方でした。

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