我が家のねこ、もち、18歳、そこそこ元気に暮らしています。
実は先月のある日、下痢をして、翌日から歩けなくなり(もともと腰に持病あり)、食欲もなくなってしまいました。入院して、点滴などの処置を受けさせましたが、家族は全員、覚悟を決めていました。私も獣医ですが、おそらく数日で、橋を渡るだろう、と思いました。
そんな状況だったのですが、本当に少しずつ少しずつ、回復し、退院し、今は家で、ゴハンゴハンとうるさいくらいです。(おいしいゴハンしか与えなくなったせいもあるけど。)
ニュースによると、昭和26年に統計を取り始めてから、最も早い梅雨入りだそうです。
洗濯物は乾かないですし、散歩にもなかなか行けないですし、鬱陶しいですよね。
獣医になりたての20代のころ、雨の日が大好きでした。病院の来院数が減り、仕事に余裕ができるからです。肩にいつも力を入れて、緊張からの頭痛に悩みながら診察している若い獣医さんには、きっと激しく同意してもらえると思います。
今はそこまでの緊張や頭痛はないですが、雨の日は嫌いではありません。仕事に余裕ができるから、とういうよりも、屋根のある屋内にいれる有り難みを改めて感じられるからです。屋根があるから、このパソコンも起動できるし、診察も安全にできる。雨が降っていても降っていなくても、同じように、変わらず。空から降ってくるのが爆弾だったら怖いですが、雨ですから、まあ大丈夫です。世界の中にはそういう地域もあり、考えると自分の置かれた状況のマシさを感じます。
我が家の猫、もちはついに17歳を迎えました。もともと2歳のときに腎臓のエコー像にやや異常を認められた(しかもとても有名な先生と一緒に見た)ので、正直ここまで元気に頑張れるとは思ってませんでした。うれしいし、ありがとう、です。いろいろありますが、なんとかもうちょっと、元気でいてくれないかな、まだ私、覚悟できてないかな、と考えたりしてます。
明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願います。
本日は1月12日で、だいぶ新年の挨拶が遅れてしまいました。すみません。言い訳はしたくないのですが(じゃあするなよ)、年末年始、なにかと多忙でした。
昨日は成人の日でしたね。新成人の皆様、おめでとうございます。コロナ渦での成人の日は大変だったと思います。でも、ありきたりな言葉ですが、人生これからです。二十数年前の私も新成人でしたが、成人式には行かず、アパートで一人、テレビを見ていました。なんとかなります。やっていきましょう。
今の世の中、先行きが不透明で不安にもなりますが、うちの動物たちをみると(当たり前ですが)、コロナなんてまるで関係なく、明るいです。常に明るく、ホッとします。人間にはない、動物特有の力を感じます。
なんとかなる、やっていこう、と自分に言い聞かせながら、とりあえず、今日をがんばります。