先日、獣医二人の悲願であったCR(コンピューテッドラジオグラフィーの略)を導入することができました。
これがあれば、レントゲン画像をより鮮明に写し出すことができ、たくさんの解析を行うこともできるため、診断の精度が上がると言っても過言ではありません。
また、コンピューター処理により現像されるので、読影までのタイムロスが大幅に減り、緊急時やオペ中などの救命率が上がるはずです。
動物病院はハードウェアよりソフトウェアが大事(機械を充実させるより、スタッフを充実させろ、という意味)は、私がお世話になった院長先生がおっしゃっていたことですが、私はやはり、両方、とても大切だと思っています。
ですので、獣医師自身も含めたスタッフの質の向上を常に念頭に置きながら、CRを駆使したいと思います。
全く関係のない話ですが、うちのクロ助、妙に真剣な顔をしていると思ったら、突然エヘッと笑う(ように見える)ことがあります。そんな時、私の心のわだかまりが溶けていくのを感じます。これはCRでも解析できない、不思議な現象です。